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【個人的読書感想文】アタマがみるみるシャープになる! 脳の強化書

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最近は「脳トレ」ブームである。本屋さんに行くとたくさん並んでいる。人生は100年時代と言われているが、長生きするには、脳の活性化は非常に大切である。本書には66のトレーニングが記載されている。どれもすぐにとりかかれるものばかりだ。脳を強化させたいと思い、読んでみることとしよう。

 

ゲームにわざと負けること。

人にはもともと「勝ちたい」という意思が備わっている。ゲームなどの娯楽も然りである。

そこで、わざと「負ける」ようゲームに挑戦してみよう。囲碁や将棋は、次の手とそれに対する対処法を考え、何手も先を読むことで勝敗が決まる。負けることを目標に打つことは普段は考えない「最悪の手」を考えることであり、これにより自分の状況を異なる立場からとらえる力が身につく。この視点の移動が、思考系脳番地を幅広く使うことになるのである。

 

これは面白い発想だと思った。自分では、わざと負けるは、何となく嫌なので、ハンデを付けるでは、どうだろうかと思った。なかなか、勝てなくなると、どうすれば、勝てるかということを考えることになる。調べてみると、世界最弱のオセロゲームがあるらしい。このゲームは、A Iがあえて、オセロにおいて角をとらない設定や、石を少なく取る設定になっているようだ。人気YouTuberが紹介して話題になったとされている。一度プレイしてみたい。

 

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休日の予定を家族や友人、パートナーなど「他人」に決めてもらい、その通りに行動してみよう。人に予定を決めてもらうことは、「思考パターン」を人に委ねるということである。その結果、自分では絶対に選択しないような場所に行ったり、予想もしなかった行動を取ったりすることになるだろう。この意外性が、眠っていた脳番地を揺り起こすことになる。

これは行ったことがない。他人に行動予定を決められることは、あまり気分が良くないから、ちょっとハードルが高いが、やってみた。今から洋服を買いに行けと言われる。実際に行ってみたが、買いたい物は無い。だけど、買うとしたら、tシャツかと思い。買ってみた。なんだかわからないが、頭が疲れた。自分の考えとは違う行動をしたから、脳が疲れたのか。眠っていた脳番地を揺り起こすとは、こういうことなのかと理解ができる。

 

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怒ったり興奮したりしているとき、脳の「超前頭野」に大量の血液が流れ込む。いわゆる「頭に血が上った」状態である。

原因は何であれ、些細なことで怒ってばかりいては日常生活に支障をきたしてしまう。朝出かける前に「何があっても怒らない、人にはやさしく……」と自分に言い聞かせよう。これだけで、超前頭野に「目的」を与えることとなり、思考や感情に左右されることなく、穏やかな状態で過ごすことができる。


これは日々、行っていることである。あまりにもマンネリ化しているので、たまには怒らないといけないかって思うくらいだ。日々、私が実行している、怒らないコツをお教えしよう。もし、イラッとしたら10秒数えること。イラっとした時はその場を離れる。イラッとした時は「これには、きっと何か理由がある。」と思い込む。イラッとした時は、その人との良い思い出を思い出す。イラッとしたら、自分が同じことを言われたらどう思うか。イラッとしたら、アウトプットする。誰かに悩みを打ち明けるなど。

 

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落ち込んだときは、過去の楽しかったこと挙げ、それらを「ベスト10」形式で並べてみよう。これは、過去の記憶を利用して、現在の感情を意識的にコントロールしていくトレーニングである。

楽しかった感情を再現するプロセスは、感情系脳番地に刺激を与える。同時に、「何が」「なぜ」楽しかったのかという点も一緒に思い出すようにしよう。こうすることで、当時の感情が新たな形で刷り込まれ、感情の記憶がさらに強化される

私も寝る前に、感謝日記をつけるようにしている。今日の出来事でありがたいことを3つ書き出す。前日となるべく被らないようにとは、思っているが、これがなかなか難しい。それだけ、何気ない1日を過ごしているということだろう。平和でもあるが、脳にとっては良くないことなのかも知れない。

理解系脳番地を2つに分けると、左脳には言語理解、右脳には図形や空間などの非言語を理解する番地がある。左脳を鍛えたいのであれば、読書が効果的だ。

しかし、1度目を通しただけの「読み捨て」をたくさんしても、理解が深まらない。理解を深めるなら、同じ本を複数回読んだ方がよい。

そこで、10年前に読んだ本を読んでみよう。しっかり読んだつもりの本でも、過去に気づかなかったことや、忘れていたことが必ず見つかるだろう。脳自体が成長しているから、2度目に読むときには、以前とは異なる脳番地を使って読んでいる。同じ本でも、読んでいる脳はまったく別物になっているのだ。

 

このことは自分にとってもっとも腑に落ちた事柄である。例えば、過去の日記を読むだけでも、とても参考になり、新しい発見がある。私も年間100冊以上の本を読むが、1度きりで、やめてしまっている。本もある意味資産なので、もう一度ゼロベースから読んでみるのも面白い。いろいろな経験が積み重なっているだけに、同じ本でも感じ方が違うと思う。

 

「脳は死ぬまで成長する」という言葉に、勇気づけられた方も多いだろう。人生100年時代、残りの人生をどのように生きるかは人それぞれだ。著者は最後に、8つの脳番地をどう動かすかは「あなたの価値観」で決まると述べている。自分はどう生きたいのか――。まずはそれを問うて、脳を自在に「作って」いってみてはいかがだろうか。

 

この本は、とても参考になった。
自分の脳がいかに刺激に飢えているのかが、良くわかった。ほんの一部分だけの感想だが、残り50項目もとても参考になる。
個人的には「相槌のバリエーションを増やす」などは大変参考になった。
面白いので、是非読んでもらいたい。

 

参考文献

www.flierinc.com