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【個人的読書感想文】つぶれない会社のリアルな経理戦略

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私は経理については無頓着である。しかし、経理的マインドという言葉があるように、いかに利益を出すという視点はとても大切である。会社やビジネスは、いつどこで危機にさらされるか、わからない。そんな時のためにも本書を読んでみることにそのしよう。

1つ目はあなたは「会社が潰れること」を想像したことがあるだろうか。会社を潰さないための行動は、実は「会社が潰れること」を想像することから始まるのだと著者はいう。そうすることで、絶対にそうならないよう、今何をすべきかを考えるようになるのだ。

これを読んでみて、最悪のことを想像してみることの大切さがわかった。想像してみて、何をやれば良いのかを考えてみる。先人は努力、根性、執念とよく言うけれど、否定はしない。気持ち次第で物事は、大抵のことは、自分の理想に近付く。ただ、時代の変化が激しく速くなる現代は、間違った方向の努力は逆にマイナスであると思う。自分の周りも、間違った方向で墓穴を掘るところを何度も見てきた。そこで、数字で物事を見ることに特化してみる。そこに、情を入れてはいけない。情を入れるとすべてがおかしくなる。いかに存続していくかが大切なので、数字で判断してスピーディーに行動する。

2つ目はもし資金繰りに不安を感じたらすぐ信頼できる人に相談できるだろうか。手元のお金がなくなれば、経営者はどうしても視野が狭くなり、適切な判断ができなくなってしまう。そんなとき、信頼できる人に抱えている課題をアウトプットすれば、冷静になって客観的に現状を認識することができるはずだ。そうしてようやく、次はどうすべきかを考えることができる。資金繰りに問題が発生したときの相談先は、資金繰りが順調なうちに決めておこう。

相談できる相手がいることは、素晴らしいことだ。そのためには、未来のビジョンが大切である。今はダメでも明るい未来があるとなれば、誰でも力を貸してくれる。そのためには、相手を説得すること。そのためには、数字を使って話す。漠然とした言葉では相手は納得しないと思う。

3つ目は経理マインドセットがあれば、バックヤード部門は「自分たちはコスト部門だ」という意識ではなく、どうすれば利益がより膨らむ環境を経営者や現場に提供することができるだろうという意識を持つ。営業部門など売上を持っている職種の人は、「自分がフリーランスになったら一体いくら稼げるのか」ということを意識する。すると単に一生懸命やろうではなく、単価を上げるには、時間を掛けず効率的に働くには、といった利益を増やす案が色々浮かんでくるはずだ。ということ。

この項目は、なるほどと、楽しく読ませてもらった、とても勉強になった。このように経営者と同じ目線で物事を考えると言うのは非常に大切なことであり、他の人とのコミニケーションもうまくいきそうだ。

4つ目は売上を伸ばそうというときに考えるのは、既存の主力事業を伸ばすか、新規事業を立ち上げるかの2パターンであろう。後者を選ぶ際、どうすれば最も安全かつ主力事業の補完となるような事業を立上げられるだろう。ということ。

同じ新規ビジネスでも、親和性のある多角化経営は今回のような外的要因における危機に際してはリスクが大きすぎる。メリットばかりが大きいように見えるが、実は隠れたリスクも大きい。例えば法人向けや個人向けに分けるとか、ターゲットを分けるビジネスにするとか、リスクを分散させることが大切だと思った。

常にネガティブな事態について想定すること。グループのメンバーが誰でも経理的な思考を持つことが大切であり、稼ぐ力を社員一人一人が作り出しどうやって利益を残していくかと言う心持ちが大切だと思った。

家庭においても同じことが言える、万が一、家庭内での稼ぎ頭が不幸にして稼げなくなった時、どうするか?守ってくれる人がいなくなったらどうするか?など普段から考えておくことが大切なのではないかと思った

 

 

 

 

 

 

参考文献

www.flierinc.com