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【個人的読書感想文】雑談の一流、二流、三流 (アスカビジネス) 桐生稔

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私は雑談が苦手だ。初対面の人との話すきっかけは難しい。考えれば考えるほど言葉が見つからない。最近は始め天気を話すようにしているが、そうそう長くは続かない。ちょっとした雑談でも、引き込まれる人がいる。少しのきっかけで話しがどんどん膨らむ。楽しくなり、また会いたいと思ってしまう。話しがつまらない人は、逆に疲れを生んでしまう。会わなければ良かったっておもう。自分はどっちなんだと不安になる。そこでこの本を読むことにした。

本の著者はコミュニケーションスクールを運営しているコミュニケーションのエキスパートだ。たくさんの雑談のノウハウが書かれている。例えば一流とは、二流とは、三流とは、とランク付けして、とてもわかりやすい。雑談は人間関係の構築と説明している。雑談を上手になりたいではなく、なれると思える内容である。一流は相手の話しをサポートしてあげて、アシストすること。聞き上手と言われることもあるが、聞いているだけでは駄目。7割聞いて3割サポートがいいのかなって思った。いろいろスキルが書いてある。このコツで実現していきたい。


今年は人との関係を考えさせられた。リアルで会う事が制限されて、オンラインでの交流が増えた。そこでどうしても課題になるのが、コミニュケーションであった。特に雑談という横に逸れた話ができなくなった。本質だけ説明して回答をもらって終わりの付き合いだ。「あの人とまた会いたい、話したい」って言われる人なりたい。では、どうすればよいのか。

まず、人との関係性がどのようになっているか?が書かれている。結論を言えば、どんなことを伝えたいのかってところなのだろうけど。そこまでたどり着くまでは、雑談がないといけない。お互い心が温まるまで、結論を急いではいけないという事なのだ。これは、普段接している関係とは異なる。付き合いが長ければ.逆に雑談はいらないと言えるだろう。しかし、そんな関係の友人は、そんなに多くない。出会いのほとんどは、距離がある関係性の薄い人たちだ。

雑談をする前に何も準備をしないのが三流であり、雑談ネタを準備するのが二流である。一流は、相手が心地よく話せるような「表情」を準備する。では、表情とは何か?自分なりに考えてみた。

まずは、挨拶だと思う。毎朝が初対面と思い接すること。その壁を打ち破るスキルが挨拶だと思う。相手は、昨日のことを引きづっている人もいる、家族喧嘩しか苛立っている人もいるだろう。笑顔で元気よく挨拶されると、吹っ切れる。心が温まる。これも雑談のスキルだと思う。

感謝をすることも大切だと思う。まず始めにお会いできて嬉しかった。と感謝の気持ちを伝えると、何事も話しやすい関係性になります。雑談の本質は壁を破り、お互いの心を温めることと思うので
お互いを尊重することは大切と思う。

自分の弱みを見せることも大切だと思った。「私は早起きが苦手なんです。だから顔が浮腫んでしまって」とか、「私、車の運転が得意ではないのです。ですから、乗車中は不快な思いをされるかもしれめせん」など、苦手なところは、始めにさらけ出して、逆に相手からサポートを受けられるようだと!関係性が深まります。ここから深い雑談を展開できそうな気がしました。

もちろんプライベートなことは聞かないようにしています。相手から、プライベートなことを話した時は、そこから話すように心がけてます。男性は理論的な感じで話して、女性は、どちらかというと、無駄なこと、目的のないような話題を丁寧に話すようにしています。

一流は聞くのもうまいが、話させることが超絶にうまい。人間が持つ自分の話を聞いてほしいという欲求が満たされれば、また話したくなるのは必然である。

これを読んで、相手を話しを引き出すことはセンスではなくて、テクニックだと思った。

例えば、相槌を打つのも、良いと思う。「へぇー」「そうなんですかー」って言われると相手も気分良く話してくれる。私的には「なるほどー」は如何にも返しているっぽいので、控えている。こちらから振るネタはどちらかというと、天気、近況、ニュース、地域の話題、好きな食べ物、健康、趣味、くらいで良いのではないかと思う。相手が、力強く語った後は「どうして?」と切り出すのが良いかなって思った。なぜなら、自分が誇っていることは、もっと知って欲しい願望が自分にもあるから。ありきたりの長所ではなく、誰も気付きにくいが、レアな長所を見つけて、褒めることは、とても重要だと思う。

まとめると
話しやすい表情をつくる
相手に合わせた質問を投げかける。
リアクション、相槌は大切。
認めて褒めて励ます。

この本を読んで自分なりに考えて解釈したことを好き勝手に書いてきたが、結論として、自分と属性が同じような人とは、自分と違うところを見つけ出して尊重すること。自分と違う属性の人とは、なるべく自分と似たところを見つけだして尊重すること。
俯瞰的に見て、良いところを見つけ出して、雑談に生かしていきたい。

雑談の始め方や広げ方など、40以上に小分けされたテーマ1つ1つに実例があり、具体的な方法が分かりやすかった。具体的にできることから始めてみるのも悪くはない。

 

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