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目からウロコの読書感想文 【「旭山動物園」革命-夢を実現した復活プロジェクト 小菅正夫】

こんにちは。北海道旭川市にある旭山動物園に関する本でした。ガイドブックなのかなって思ったのですが、仕事や組織の在あり方、自然を通して動物と人間の在り方などが書いてあります。とても勉強になったので、記録してみます。

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内容紹介

「やればできる!」 日本一の動物園の夢
北海道の僻地の動物園が上野動物園の入場者を抜いて日本一になった。その裏に隠された汗と涙の物語とは何か?定年まで3年の団塊世代の著者が初めて書き下ろす。

旭山動物園、驚異の復活には、ビジネスモデルの原点がある!なぜ、厳寒の動物園に日本中から人が集まるのか。日本一の動物園は、こうして奇跡を起こす。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4047100374/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_rw8iAb7MPJ29N

 

本を読んで気づいたこと、感想。

  • 動物園は見せものだけでなく、保護や繁殖、研究をしている場所だということ。
  • スタッフには自ら考えさせ、自由にやらせること、失敗を恐れてはいけない。
  • スタッフには自由にやらせているが、目標と対策だけは持ってもらう。
  • 動物を紹介するポップは必ず担当飼育員による手書きにする。愛着がわいて評判が良い。
  • とにかくブレずにやりきること、トラブルも正直に話し、決して逃げないこと。
  • 動物園は生き物に対する、老い、死を隠さずに、自分が人間であるということ、何ができるかということを確認する場所でもある。
  • すべては動物の側に立って考えること。
  • 予算がなくても、知恵を凝らして、新しい企画をやれば、たくさんの人を引き付けることができる。
  • 改革に必要な組織にはスターはいらない。
  • 個性派には目標を持たせて、自由にやらせてみる、コツコツ派には手本を見せて、いつかこうなりたいと思わせること。

 

最後にわたしのまとめ

旭山動物園は昨年の夏に行きました。敷地は広いですが、動物の種類は多いわけではありません。ただ、見せ方の工夫がすばらしいです。ライオン、虎などは夜の方が活発に行動するとあれば、夜間に営業することや、アザラシが泳いでいるところを観察できるガラス柱のトンネル、オラウータンがロープにつかまりながら移動する空中散歩などは見ごたえがあります。ホッキョクグマが泳いでいるところが見れる展示館などは、旭山動物園しか見れない貴重な体験でした。 動物の視点からみる、動物の1番かっこいい姿をみせるにはどうすれば良いか?スタッフが考えて工夫されていることがよく分かります。 この記事を書いている今も、情景が浮かんできました。また行きたくなってきちゃいました。

 

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