湯たんぽの事故に注意。安全に取り扱うために。
こんにちは、寒くなってきました。防寒対策してますか?対策の1つとして、湯たんぽがあります。省エネで昔ながらの防寒方法です。湯たんぽの事故の話題が新聞に書いてありましたので、ちょっと心配になりました。勉強してみます。
湯たんぽとは
中に湯を入れ,寝床などに入れて身体を温めるのに用いる道具。〈たんぽ〉の語は〈湯婆〉の唐音から転用されたものといわれる。古くから身近で簡便な方法として広く人々に用いられてきている温罨法(おんあんぽう)の一つである。 湯たんぽは,熱源である湯が容易に手に入るものであることから,だれでもが,どこでも用いることができる,湯がさめるまでの間,徐々に熱を放射して作用するという緩やかな効果があるなどの長所をもつが,温度の調節を随時できないという短所もある。
湯たんぽによる事故とは
湯たんぽによる低温やけどなどの事故が減らないとして、消費者庁は6日、製品ごとの加熱方法を守り、体に長時間触れさせないよう、改めて注意を呼び掛けた。「就寝時は布団に入れたままにせず、温まったら取り出してほしい」としている。
湯たんぽ:「低温やけど」に注意 布団に入れて寝ないで - 毎日新聞
低温やけどとは
やけどは、皮膚がどの程度ダメージが与えられているかに応じて1~3度までの症状に分けられています。
軽い症状(1度)の場合は、ヒリヒリとした痛みと、うっすらとした赤みが生じ、中度(2度)の場合は強い痛みや赤み、水ぶくれが発生します。
ひどい場合(3度)は、皮膚が壊死してしまい、病院での治療に2週間以上かかってしまいます。
通常のやけどは、皮膚の表面に熱源が触れてしまうことで起こります。一方、低温やけどは皮膚の奥深くでじっくり進行してしまうので、通常のやけどよりも治りにくいです。
また、皮下組織が壊れてしまった場合は、手術が必要になったり、感染症にもかかりやすくなってしまうので、普通のやけどよりも重症になることが多く注意が必要です。
低温やけどは、体温より少し高いくらいの熱を持つものに長時間当たり続けることが原因です。以下のような人がなりやすいといわれています。
- 皮膚の薄い高齢者
- 寝返りができない乳児
- 知覚や運動能力に麻痺がある方
- 糖尿病などで手足の循環が悪い方
- 泥酔している方
- 体の感覚が鈍くなっている方
普通の火傷より症状が重い!「低温やけど」の対処法と注意点|【ココカラクラブ】ドラッグストアのココカラファイン
気づいたこと、わかったこと。
- 使う前に説明書をよく読むこと。
- 長時間の接触はやめる、寝る前に布団からだすこと。
- 製品がリコール対象であるか、チェックする。
- 統計からみると湯たんぽの事故は減っているが、そもそも使用する人が減っているからという理由もある。
- 最近は、電子レンジ、コンロ直接、IH対応などで加熱する湯たんぽもある。
- いろんな加熱方法があるために、使用方法を間違っているケースも多い。
- 低温やけどが起きた場合、すぐに専門家の治療を受ける、ひどくなると合併症などのリスクがあるため。
最後に、私の感想。
湯たんぽは省エネで、とてもあたたかい。ただ取り扱いを間違えるとケガをする。
どんなものでも取り扱う前に説明書をよく読むことが大事だと思った。
今回は湯たんぽだが、使い捨てカイロなども、長時間、同じ個所ばかりをあてていると、低温やけどを起こす場合があることもわかった。
いろんな加熱方法があるので、そこの取り扱い方でも事故が起こるのだなとも思う。
自分で使うときも相手が使うのを見るときも、今回のことに注意して取り扱いたいし、相手にも教えてあげたい。
湯たんぽの加熱のまちがった方法実験